手描友禅は、手加工による多くの工程をとおって出来上がります。この間、何の故障もなくできあがるのが通常ですが、残念ながらその数%はなんらかの故障を発生させます。染色補正は、染料液の泣き出し、にじみ、むら、糊の打合い、ちり糊など、染色加工中に発生する生地破れ以外の故障を直したり、製織中に発生する油汚れを落としたりします。さらに、流通段階や、消費者の手に渡った染織品の修正を行います。それだけに、高度な技術と豊かな知識、経験が必要とされ、きわめて専門性の高い分野です。