2010年01月01日
2010年 新年のご挨拶

 

     年頭所感        林 實
明けましてお目出とう御座います。本年も組合員の皆様方にとって良い年になります様、心からお祈り申し上げます。
さて、昨年は八月末に政権交代になり、自由民主党から民主党に変わり、いまだ世の中全体が何か落ち着きがなく、ざわざわとしている感じがします。早く日本全体が安心して仕事の出来る社会になってくれる様に願うばかりです。
 また、昨年からデフレ傾向が大変強く、円高ドル安基調になっております。政府も早急な景気対策を真剣に取り組んで頂きたいと思います。我々を取り巻く環境も一段と悪化の一途をたどっています。日本人のライフスタイルは刻々と変化していますが、着物のファンはまだまだ大勢いらっしゃると思われます。ですが、作り手側がお客様のニーズを的確につかまえ切れてない様に思います。
流通、作り手、小売業これらが一体となって考えを一つにして当たらなければならない段階に来ていると思いますが、まとまった動きが全然見受けられません。景気の悪化につれ、その傾向はますます強くなってきています。こうした現象は、着物愛好者にとっても業界にとっても不幸な事だと思います。今こそ業界をあげて、襟を正さなければならない様に思います。
 我々の組合(職人)としても後継者がなく、組合員の老齢化が進み、組合員の減少が毎年続いております。どの様な形で生き残るのかが切実な問題となっております。もう個々の取り組みだけではどうにもならない所まできています。
府、市も含め行政も力を入れてくれていますが、なかなか前に進んでいる様にも思えません。
今まで取り組んできた京都の着物業界の分業制度の根本的な見直しも視野に入れて考え直す時期にきているのかもしれません。
そういった色々な問題も含めて、本年は我々にとって最も辛い一年になることも覚悟しなければと思っています。
 最後になりましたが、組合ホームページご愛読の皆様、組合員の皆様の御健康、ご多幸を心より御祈念申し上げ、新年の御挨拶と致します。