2009年01月01日
2009年 新年の御挨拶

 

 年頭所感
                             京都手描友禅組合  
                             理事長  林  實                        
 新年明けまして御目出度う御座います。組合員の皆様には、一年を通じまして色々な事業にご協力を頂き、誠に有難う御座いました。本年度の作品展も森実行委員長のもと、着々と準備が進んで居り、組合員の皆様方のより多くの出品を、お待ち申し上げます。
 さて、昨年はアメリカのサブプライム問題に端を発し、株価の急降下等々、日本の経済も急速に悪化し、政治の面でも麻生内閣の不人気、又、諸問題への対策の遅れ等、様々な面で、あまりよからぬ事が多く続きました。
 我々の染色業界におきましてもナショナルチェーンの代表格ともいわれる企業が倒産し、その影響は我々職人の所まで、じわじわと押し寄せてきました。
こうした問題を根本的に解決していくには業界全体が、もっと大きな視点から見つめ直さなければならない時期に来ていると思います。問屋さんは問屋さんなりに、職人は職人なりに.....。消費者の皆様が、何を望んで居られるかという事を一番に考え、それぞれの立場から、もう一度、自分の足元を見つめ直す良い機会だと思います。そして、生き残りをかけて、問屋さんも、染匠さんも、職人さんも、全員でこの京都の染色業界を、どの様な方向で存続する事が出来るのか、知恵を絞らなければならないと思います。
 昨年を見ていますと皆様それぞれに努力をされていると思いますが、本当に今のまま個々の努力だけで回復するかは、はなはだ疑問です。
 京都ブランドの問題や商品履歴の問題も、様々な場所で話し合いが持たれていますが遅々として進んでは居ません。こうした問題についても、我々の直面する問題だという危機感をもって当たれば立場が違っても共通認識を持つ事により、全体の底上げに必ずつながって来ると思います。理念は良いけれど実行は伴わないと言うのが我々の業界ではないでしょうか。もうこの辺で業界が一丸となって、実行しようではありませんか。
 我々の組合も一人の組合員も減らす事なく、業界が明るい方向に向かう様、願うばかりです。
京都府、京都市、行政の皆様方のご指導を仰ぎ乍ら今年も頑張らねばと思っております。
 最後になりましたが、組合ホームページご愛読の皆様、組合員の皆様の御健康、ご多幸を心より御祈念申し上げ、新年の御挨拶と致します。